高天原異聞 ― 神話語辞典(用語集)
本作に登場する“神話語”は、 古い言葉の響きと、世界の気配を大切にして選んでいます。
物語の理解を助けるために、主要な語彙をまとめました。 必要なときにそっと参照していただければ嬉しいです。
◆ 神々・存在
- |対《つい》の|命《みこと》 対となる神。創世を担う二柱。
- |半神《はんしん》 神と人のあわいに立つ存在。
- |神威《かむい》 神の力・気配。
- |御業《みわざ》 神が成す働き。
◆ 神具・神器
- |天《あめ》の|沼矛《ぬぼこ》 創世のために授けられた矛。 混沌に“器(かたち)”を呼び覚ます。
- |神器《しんき》 天より授かる神の道具。
- |御柱《みはしら》 天と地を結ぶ柱。世界の中心。
◆ 行為・働き
- |天降《あまくだ》り 神が天より地へ降りること。
- |生《な》せる 神が世界を生み出す働き。
- |喚《よ》び覚ます 混沌に形を与え、命を呼び起こす。
- |言祝《ことほ》ぐ 祝福し、言葉で寿ぐ。
- |生まれ|出《い》づる 世界や命が姿を現すこと。
◆ 世界・場所
- |天《あめ》の|浮橋《うきはし》 神々が降り立つ天と地の境界。
- |真中《まなか》 世界の中心。
- |狭間《はざま》 境界・あわい。
◆ 形容・状態
- |幽《かそ》けき かすかで儚い気配。
- |仄《ほの》か 淡く、かすかな光や気配。
- |密《ひそ》やか 静かで、秘められた様子。
- |荒《あら》けなくも 荒々しさと優しさが同居する状態。
◆ 本作特有の語感
- 咲う(わらう) → 微咲《ほほえ》み 神が“笑う”ときの表現。
- 視る(みる) 神視点の“見る”。 通常の「見る」と区別するための表記。
- 孕む(はらむ) 光・命を宿す。
必要に応じて随時追加していきます。
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